エリオスライジングヒーローズ
スクリーンショット
詳細
- 評価
- 4.3
- バージョン
- 8.1.0
- 開発者
- Happy Elements K.K
私がこのゲームでいちばん印象に残ったのは、ヒーローを集めることそのものより、育てたヒーローを選び、順番を考えて戦うコマンドバトルです。エリオスライジングヒーローズは、個性のあるヒーローたちを中心に進むロールプレイングゲームで、派手な操作よりも「この場面では誰を出すか」をじっくり考えたい人に向いています。
基本プレイは無料で、開発元はHappy Elements K.Kです。対象年齢は7歳以上なので、難しい操作を覚えなくても始めやすい一方、育成や編成を詰めていくほど判断する場面が増えます。私は短時間の戦闘を何度か遊ぶつもりで始めましたが、ヒーローの成長と物語を追ううちに、単なる暇つぶしよりも「少しずつチームを整える」タイプの作品だと感じました。
育成したヒーローをコマンドで活かす面白さ
勝敗を左右するのは操作速度より編成と選択
この作品の中心にあるのは、ヒーロー育成とコマンドバトルの組み合わせです。アクションゲームのように画面を忙しくタップして敵の攻撃を避けるのではなく、手持ちのヒーローを見ながら行動を選びます。そのため、反射神経に自信がない人でも、敵の状況と自分の育成状態を確認してから落ち着いて遊べます。
私が実際に感じた魅力は、同じ戦闘でも「強そうなヒーローを並べれば終わり」になりにくいところです。育成が進んでいるヒーローを優先するのか、相性のよさそうな組み合わせを試すのか、安定した編成で進むのか。こうした小さな判断が、コマンドを選ぶ楽しさにつながっています。
もちろん、育成が十分なら戦闘が楽になる場面もあります。ただ、そこで考える余地が完全になくなるわけではありません。新しいヒーローを手に入れたときに、今のチームと入れ替える価値があるかを考えたり、育成素材を誰に使うか迷ったりする時間も、このゲームの遊びの一部です。育成資源を一人に集中させるか、複数のヒーローに分けるかが、序盤から意外に大切だと感じました。
育成は強化だけでなく、遊び方を見直すきっかけになる
ロールプレイングゲームでは、レベルを上げて数値を高くするだけの育成になりがちです。この作品では、育てたヒーローをどの戦闘で使うかまで考えるので、強化の結果が編成に反映されやすい印象があります。お気に入りのヒーローを中心に進めたい人は、そのヒーローを軸に周囲を補う形でチームを考えると遊びやすいでしょう。
反対に、最初から完璧な効率を求めると疲れやすいかもしれません。新しいヒーローを入手するたびに最適解を探し続けるより、まずは手持ちで安定して勝てる編成を作り、詰まったときだけ育成方針を見直すほうが、私は長く続けやすいと感じました。これは、物語を楽しみたい人にも合う進め方です。
日常の短い時間に組み込みやすい
私なら、通勤や通学の途中ではなく、帰宅後に少し落ち着いた時間で遊びます。たとえば夕食の片付けが終わったあと、まず育成状況を確認し、次に進めたい戦闘の編成を決め、数回だけコマンドバトルを進める使い方です。判断が必要なので、片手間に何も考えず進めるゲームというより、短い時間でも自分で方針を決めたいときに向いています。
忙しい日に長時間遊べない人でも、今日は育成だけ、次は物語だけという区切り方ができます。逆に、常に刺激が変わるアクションや、短い対戦を連続して楽しみたい人には、テンポが穏やかに感じられる可能性があります。ゲームの面白さが「操作の忙しさ」ではなく「育てた結果を使うこと」にあるからです。
物語とヒーローへの関心が継続の原動力
このゲームを続ける理由として大きいのは、ヒーローたちの個性を知りながら世界観を体験できることです。戦闘だけを効率よく消化するより、登場するヒーローに興味を持てる人のほうが満足しやすいでしょう。私は、性能だけでなく「このヒーローを使って進めたい」と思えるかどうかが、育成を続ける気持ちに直結しました。
キャラクター重視のゲームを選ぶ際、物語を読まずに報酬だけ集める遊び方もできます。しかし、その方法では本作の魅力を一部しか味わえません。ヒーローの関係性や立場に関心があるなら、戦闘の合間に物語を読む時間を確保するのがおすすめです。反対に、ストーリーを飛ばして数値だけを伸ばしたい人は、育成部分を気に入れるまで少し時間がかかるかもしれません。
課金を考える前に、自分の遊び方を決めたい
価格は無料ですが、ゲーム内にはアイテムごとに100円から15,000円までの購入要素があります。私は、最初から購入を前提にするより、まず無料で遊び、どのヒーローを中心にしたいのか、どの程度のペースで進めたいのかを決めるのがよいと思います。
特に、育成を急ぎたい人は購入に魅力を感じやすい一方、物語を自分のペースで楽しみたい人なら、急いで戦力を整える必要はありません。欲しいものが出るたびに購入するのではなく、「このヒーローを長く使う」と決めてから使うほうが、後悔しにくいでしょう。無料で始められる気軽さと、熱中したときに出費が膨らみやすい可能性は、分けて考えたいところです。
一般的なRPGやアクションゲームとの違い
同じロールプレイングゲームでも、アクション型の作品はプレイヤーの操作技術が勝敗に直結します。対して本作は、ヒーローの育成状況とコマンドの選び方が中心です。自分でキャラクターを直接動かす爽快感を求めるなら、アクションRPGのほうが合うでしょう。
一方、放置型の育成ゲームと比べると、編成や行動を考える場面があるぶん、自分で関わっている感覚があります。完全に自動で進むゲームでは物足りないけれど、忙しい操作は避けたいという人には、ちょうどよい中間に見えます。キャラクター収集だけを目的にするゲームよりも、育てた結果を戦闘で試せる点に価値があります。
また、対人戦が中心のゲームと違い、他のプレイヤーとの勝敗を常に気にする必要がありません。自分のペースでヒーローを育て、物語と戦闘を進めたい人には安心感があります。逆に、ランキングやリアルタイム対戦で緊張感を味わいたい人は、別ジャンルのほうが刺激を得やすいと思います。
遊び始めに意識したい三つのこと
一つ目は、序盤から育成対象を広げすぎないことです。手に入れたヒーローを全員同じように育てようとすると、素材や手間が分散しやすくなります。まずは物語を進めるための中心チームを決め、戦闘で困ったときに補欠を育てる方法が扱いやすいです。
二つ目は、負けたときにすぐ購入へ進まないことです。編成を変える、育成の優先順位を見直す、行動の順番を変えるという三つを試してからでも遅くありません。本作の面白さは、戦力不足に見えた場面を判断で整えていくところにもあります。
三つ目は、好きなヒーローを性能だけで切り捨てないことです。効率だけを見れば別の編成が有利な場面もあるでしょう。それでも、気に入ったヒーローを使う目的があると、育成や戦闘を続ける理由が生まれます。長期的に遊ぶなら、最初から完全な効率よりも、愛着と実用性のバランスを取るほうが現実的です。
端末条件と現在の位置づけ
リリースは2020年8月3日で、現在のバージョンは8.1.0です。必要なOSはAndroid 7.0以上なので、比較的古い環境から検討できる作品です。ただし、実際の快適さは端末の性能や空き容量などにも左右されるため、長時間遊ぶつもりなら自分の端末で操作感を確認したいところです。
Google Playでは平均4.3の評価があり、評価数は4,200件ほど、レビュー数は1,200件ほどです。インストール数も10万回を超えており、キャラクター中心の育成RPGを探している人に選ばれている作品だと分かります。数字だけで自分に合うとは限りませんが、無料で試せるので、コマンドバトルのテンポと世界観が好みに合うかを早めに判断できます。
このゲームを選ぶ人、見送ったほうがよい人
私が特におすすめしたいのは、ヒーローの個性や物語を楽しみながら、育成の成果をコマンドバトルで試したい人です。操作が複雑すぎるゲームは苦手だけれど、完全自動の放置ゲームでは物足りない人にも合います。毎日少しずつ進め、手持ちの成長を実感したい人なら、無料で始める価値があります。
反対に、短時間で強い爽快感を得たい人、直接キャラクターを動かして戦いたい人、対人戦の緊張感を最優先する人にはおすすめしにくいです。育成や物語を重ねる前提のため、最初の数回だけで全魅力を判断するより、ヒーローに興味を持てるかを基準に考えるほうがよいでしょう。
課金についても、自分で上限を決めて遊べる人向けです。無料で始められるからこそ、購入したくなったときに「時間を短縮したいのか、特定のヒーローを大切に育てたいのか」を一度考えることをおすすめします。目的が曖昧なまま買うより、遊び方に合った使い方を選びやすくなります。
育成を考える時間が好きなら長く楽しめる
私の結論は、エリオスライジングヒーローズは、派手な操作よりもヒーローを育て、編成を考え、コマンドを選ぶ過程を楽しむゲームです。戦闘の一手に大きな緊張が走るタイプではありませんが、育成したヒーローが役に立ったときの納得感があります。
無料で始められ、対象年齢も7歳以上なので入口は広めです。ただし、続けるほど育成方針や購入の判断が必要になります。そこを面倒と感じるか、自分だけのチームを整える楽しさと感じるかで評価は分かれるでしょう。私は、個性豊かなヒーローに愛着を持ち、毎日の空いた時間に少しずつ進めたい人なら、じっくり試してみてほしい作品だと思います。勝つための最短ルートより、自分のヒーローをどう活かすかを考えたい人にこそ向いています。











